食と暮らしのレポート

昔ながらの調味料【原材料】はシンプルでした!オススメの本みりんも紹介します

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和食や伝統調味料に興味をお持ちの方にとって、原材料は重要なポイントですね。添加物を避けたい方にも役立つ情報になります。

本記事で、いまいちど、伝統的な調味料の原材料を確認しましょう。特に以下のような方に読んでいただきたい内容です。

  • 日本料理の基本を作りたい
  • 日本の伝統調味料を知りたい
  • できるだけ添加物は避けたい

本文では、伝統的な調味料の原材料をカンタンに「さしすせそ」順にまとめました。

伝統的な調味料原材料は、使われている原材料のシンプルさに驚きます。調味料はこだわりたい方は、調味料選びにお役立てくださいね。和食が気になる海外の方も、ぜひ、ご覧ください。

さっそく、見ていきましょう。

もくじ

日本の伝統的な調味料の原材料は?シンプル!

伝統的な調味料は、使われている原材料が少なくてシンプルです。

本来の原材料を知っておくと、今後の生活における調味料選びに便利。人によっては味の好みは異なりますから、使いやすい調味料選択の基準や参考にもなるかもしれません。

では、基本の調味料「さしすせそ」順に記載しました。

覚えておきたいメモ

「さしすせそ」は、基本の調味料料理です。

料理のとき、砂糖→塩→酢→醤油→味噌の順に入れると美味しく仕上がると言われています。

砂糖「さ」

キビ砂糖

糖分が含まれている植物から抽出します。

【 砂糖の原材料 】

  • サトウキビ → 甘蔗糖・キビ砂糖
  • てん菜 → てん菜糖・ビート糖
  • ヤシ → ヤシ糖
  • カエデ → カエデ糖・メイプルシュガー

素材を活かした砂糖は、茶色がかってまろやかな甘み。精製された砂糖は白く、上品な甘さです。料理するものによって選ぶとよいでしょう。

塩「し」

藻塩

【 塩の原材料 】

  • 海塩(海水)
  • 岩塩
  • 湖塩

塩の種類や名前は多くて選ぶとき迷いますね。

製造方法の違いによる並塩や精製塩、天日塩、焼塩、藻塩などの表記があります。また、塩の粒の形や大きさの違いは粗塩やフレーク塩、パウダー塩などで表記されます。

塩の味は、ミネラルの差で、しっかり塩味を感じるもの、旨味を感じるものがあるため、買う前に味見ができればベストです。個人的な好みもありますが、漬け物には粗塩、肉料理には岩塩が合うなど、塩と料理の相性もあります。

いろいろな種類の塩を集めて、使い分けるのも楽しいですね。

覚えておきたいメモ

できるだけ自然の塩が欲しいと探しても、×天然塩や×自然塩など表記された塩は見付かりません。それは食品表示法で決められたルールがあるからです。

酢「す」

純米酢

穀物やリンゴを発酵させて、アルコールから酢へと発酵がすすみます。

【 酢の原材料 】

  • → 純米酢
  • リンゴ(果汁含む) → 純リンゴ酢

など

純米酢は、酢の物や酢漬けにオススメ!

リンゴ酢は爽やかなので、ジュースにしたり、ドレッシングに活用すると美味しいです。

醬油「せ」

しょうゆ

大豆を蒸して、小麦を炒って麹を植え付けます。

【 醬油の原材料 】

  • 大豆
  • 小麦
  • 塩・水

なぜ醤油が、さしすせその「せ」にあてはまるのか、気になりませんか?

覚えておきたいメモ

【醬油】仮名使いが、「せ」にあてはまるのには理由があります。

現代の仮名使い「しょうゆ」ですが、過去には「せうゆ」と書いてしょうゆと呼ぶ時代があったからです。

味噌「そ」

みそ

味噌の多くは、以下のように原材料がシンプルです。

【 味噌の原材料 】

  • 大豆・米・小麦など穀物
  • 塩・水

味噌の種類は豊富です。塩味の濃いもの、甘みの強いもの、いろいろあります。料理に合わせて使い分けると新たな発見があるかも。

さしすせそ以外【 酒 / みりん 】の原材料

純米酒と本みりん

まずは、酒の原材料から見てみましょう。

純米酒

日本酒の中で原材料が特にシンプルなのが「純米酒」と記載されたお酒。

純米調理酒は塩で味付けされているものもあります。ここでは、純米酒の原材料を取り上げました。

【 純米酒の原材料 】

  • 米麹

ニオイ消して、風味を良くし、素材の旨味ひきだし、仕上がりもふっくら!

ちなみに筆者は、料理に純米酒を使っています。

伝統的な本みりん

本みりん

伝統的な本みりんは、以下の分量で作られています。

  • もち米
  • 米麹
  • 米焼酎

本格的なみりんは、酒類に属し、アルコール分が高め!まろやかな甘さが特徴です。酒と同様にニオイ消す作用があり、ツヤと照りを出し、煮崩れ防止する作用もあります。

酒とみりんを調理に使うタイミング

では、酒とみりんはいつ入れるのでしょう?

酒とみりんを使う料理では、基本調味料の「さしすせそ」より先に入れることをオススメします。それは、アルコールを飛ばしたり、ニオイを消したりするなど、酒とみりんの特徴を利用できるからです。

オススメの本みりんは、角谷文治郎商店『三州三河みりん』

創業100年以上続く老舗の本みりん、角谷文治郎商店の『三州三河みりん』です。

無添加で、国産の原材料使用、超熟発酵させた本格的なこだわり商品。アルコール度数は13.5%の酒類調味料になります。昔は高級酒として親しまれていました。

筆者は、酒とみりんを調合し煮きって使ったり、砂糖の前に入れて使ったりしています。芳醇な香りと、まろやかな甘みで美味しいです。

使っているうちに熟成が進むと、色が濃くなって甘みが減ります。熟成段階に応じて、あなた好みに使う量を調節してください。お値段はやや高級ですが、料理する意欲がわくと、節約につながるかもしれません。

しかし、みりんも味噌も美味しい愛知県が羨ましいですね。

確認してみてね!

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まとめ

あまりのシンプルな原材料で、驚きませんでしたか?

現代における調味料も美味しいですが、一度、昔ながらの本格的調味料を試してみると楽しいです。料理が楽しくなった方や、子どもに日本の味を伝承したい方に、伝統的な調味料がオススメです!

調味料購入時には、表示を確認するクセができるかもしれませんね。

今回は、本みりんだけご紹介しましたが、美味しかったものを順にご紹介します。


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